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RETAIL この先に生き残る小売3業態とは

EC市場が加速的に伸びる中で、オムニチャネルという概念が生まれリアルとネットの境界が徐々に無くなりつつあります。
顧客のニーズに軸を置いたマーケティングを展開する上で、どこで買ってもらうかではなくどれだけ買ってもらいやすい環境を顧客に提供するかというUX(ユーザーエクスペリエンス)の重要性を多くの企業の成功モデルから勉強させてもらっています。

そんなリアルとネットが融合する小売業界の中で、私達は近い将来に生き残る小売店はリアルもネットも、共に特徴ある3業態だと考えています。

1. 特徴的である小売業態は大きく3つ

Eストアーが20年で約5万社の小売をご支援させていただいた中でこれから生き残る小売店はコンビニ型、専門店型、イベント型の3つの業態であると考えています。
それぞれの業態に顧客が求めているニーズがあり、お店の見せ方が異なります。これら3つの特徴ある小売業態それぞれについて詳しくご紹介します。

1-1 コンビニ型

コンビニ型

コンビニ型とは、生活必需品や消耗品など「今すぐ」「近くで」という顧客ニーズを叶える業態を指します。
インターネット上ではAmazon、楽天のような総合品を扱うモール店型が該当します。コンビニ型は「近さ」「速さ」「安さ」に人が集まり生活をより豊かにする利便性の追求により顧客に他にはないUX(ユーザーエクスペリエンス)をもたらします。

1-2 専門店型

専門店型

2つ目の専門店型は生活必需品ではない物と、特定の人には絶対必需品である物事、人それぞれのこだわりと価値観を提供する業態です。
専門店型はコンビニ型と異なり、顧客ニーズの向き先は利便性ではなく共感や欲求、価値の充足にあります。インスタ映えというキーワードが象徴するように時間の使い方が余暇娯楽を優先する風潮に変わっていることからインターネット上の自社ECが求められている顧客ニーズはここにあると考えています。

専門店型が業態として残る大きな理由は欲求と価値の充足のために人が集まること、心を満たすために消費者がお金を使う点にあります。

1-3 イベント型

イベント型

最後の一つはリアル、ネットともに今後必要性が増すイベント型です。
イベント型はアウトレットモールや駅ビル、巨大複合施設を始めフェスやイベント会場そのものも含まれるためリアルが担う領域がまだまだ大きい業態です。イベント型の特徴は顧客ニーズとして、お金を使って何かを買うことが目的ではなく、楽しさと空気感に人が集まり時間と空間を得ることが目的になります。

2. 専門店型が持つ大きな可能性

私たちEストアーは、専門店型を極めることこそ自社ECの成功の秘訣でありこれからの時代の流れでとても大きな価値をもたらす小売業態であると考えています。

それは専門店型が専門領域内において上述の「コンビニ型」「イベント型」の性質を併せ持つことができるからです。

ECの普及によりコンビニ型の即利便要素を専門店型でも手に入れることができ、専門性に特化したイベントや企画は専門店型を突き詰めることで実施することができます。実際にオーガニックフード専門ECが顧客ニーズに則した定期購入を実装して即利便を提供したりレディースアパレルECがイメージモデルを1日店長にしたポップアップショップを行ったり等数々の専門店型の可能性を見てきました。

3. まとめ

消費者の購買行動は様々なメディアミックスにより複雑化されていますが小売の本質は変わらないと思っています。これから先、生き残るであろう3つの小売業態「コンビニ型」「専門店型」「イベント型」。それぞれをまとめると以下のような特徴になります。

・コンビニ型
近さ、速さ、安さに人が集まることから生活の即利便が消費者の目的
・専門店型
欲求と価値の充足のため人が集まる、心を満たすことが消費者の目的
・イベント型
楽しさや空気に人が集まるため、時間と空間を得ることが消費者の目的

本記事を読んでいただいたことで改めて自社ECとして顧客に何を提供するのか、どういった業態で運営を行なっていくのかを考えるきっかけになればと思います。

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